建築士の資格取得

従来は、大学や短大、高専などで「所定の過程を修めて卒業」した後、必要な実務経験の年数が指定されていました。

一方改正後は、「国土交通大臣が指定している建築に関する科目を修めて卒業」した後に、必要な実務経験の年数が指定されるようになりました。

これによって、今までは大学などで建築士法に沿った内容の科目を設置し、学生はそれを受講することで単位を取得、卒業して実務経験を積むという形になっていましたが、改正後は、個人が今までに取得してきた単位や学習がどのようなものになっているかによって、実務経験の年数が変わるということになりました。

例えば一級建築士なら4年制大学に進んだ者はその大学で、また防衛大学や職業訓練校で学んだ者はその各学校で、二級建築士なら高校や中学で、学んだ内容や単位の取得状況がすべて受験資格に反映されるということになります。

そのため大学などでは、学生の単位の取得状況を一人ずつ確認しなければならなくなり、建築士の試験を受ける際には、単位取得の証明書を発行する必要が生じることになりました。

建築士の資格というのは、一級建築士に至っては2008年の合格率は8%となっているほど、狭き門です。

それだけ専門性が必要とされる仕事のため、より受験資格も個人の学習がきちんとなされていることを確認するようになったということなのでしょう。

取得は大変ですが、一度取得すればその後は非常に役立つ資格です。

建築に携わる仕事をしたいなら、ぜひ取っておく必要が出てくるでしょう。