建築の定義

さて、では現在ではどのように建築は定義づけられているかというと、日本の建築の法的根拠となっている建築基準法において、建築とは「建築物を新築し、増築し、改築し、または移転することをいう」とされています(第2条第13号)。

ただ、一般的に建築というと、新築したり増築したり改築したり移転したりするための作業に関わることだけではなく、そのための計画や設計、施工までのすべてを含んだ意味合いを、ニュアンスとして含んでいると思います。

もともと、自然や動物から身を守るために造られた事に始まる建築ですが、その後、祖先や神を祀ったりするための建築というのも建てられはじめました。

さらに集団生活を送るようになって上下関係による立場が生まれてくると、その立場や役割、権威などを示すための建築も発展してきます。

そうみてくると、建築はその時代やその場所、風土、国民性、価値観、地域性などの多くのものに影響を受けて出来たものであり、特に個人の考えなどが良く反映されているものだといえます。

現代の多種多様な価値観の中では、多種多様な建築がなされるようになってきています。

そういった目線で建築物をみると、今までとは違った建築の世界が見え、興味がわきたてられるものですね。